仕事で使用しているMacBook Proは、Windows PCとモニターを共有して います。そのため、通常は画面を閉じた状態でスタンドに立てて、モニターの後ろに配置し、スペース確保に協力してもらっています。(目立たない場所に置いてゴメンナサイ)
今回、Zoomミーティングのテストをする機会があり、MacBook Proに久しぶりに机のセンターポジションで働いてもらいました。すると、Zoomの音声が頻繁に切り替わるというトラブルが発生してしまいました。(涙)
【現象】Zoomのオーディオ設定画面で MacBook Proのスピーカーとマイクを選択しても、会議を開始すると”オーディオが切り替わった”というメッセージが頻繁に表示される状況。ちなみに、その状態ではZoomのオーディオ設定で “MacBook Proのスピーカー/マイク” と “xxxx Audio Recorder” が不定期に切り替わっていました。
macのシステム環境設定の『サウンド』の内容を確認しても、同様に“MacBook Proのスピーカー/マイク”と”xxxx Audio Recorder”が不定期に切り替わっている状態でした。
【原因】 “xxxx Audio Recorder”というデバイスは以前お試しでインストールした録音アプリのデバイスでした。
しかし、問題はここからでした。
macのアプリは、アンインストールのツールが無い場合は、アプリを”ゴミ箱”に入れて削除する方法しかありません。というか、そう思っていました。
該当のアプリをゴミ箱に入れて削除しても、デバイスが消えません(汗)。
事例などを片っ端から調べてみると、全く同一の事例はありませんでしたが、同様にデバイスやアプリの設定ファイルなど消えないで残ってしまうという事例はたくさんありました。
調査のなかで、アプリ削除ツール『AppCleaner』というツールを見つけたのでこれを試してみましたが、結果はNG! (しかし、このツールは今後活用していきます)
あとは、バックアップで戻すしかないか? バックアップは『Time Machine』で取得しているが、リストアはした事がありません。 また、今の状況を回避するためには、どの時点でのバックアップを戻すかも問題です。
【復旧対策】以下のステップで対応する事にしました。
1.macOSの再インストール(復元用ディスクの利用)
2.『Time Machine』で該当アプリのインストールした日よりも前のバックアップをリストア
当初の予測では、macOSを再インストールする事で、デバイスは消えてくれるだろうと考えていたのですが甘かったです。再インストールは約1時間位かかりましたが、デバイスはしぶとく存在していました。
覚悟を決めて、『Time Machine』で約半年前のバックアップリストアを開始しました。予測時間が”7時間位”と表示されたので、翌朝に確認することにして寝ました。
翌朝に祈るような気持ちでデバイスを確認すると、サウンドデバイスは “MacBook Proのスピーカー/マイク” のみになっていました。
まだ、約半年前のシステム状況なので、完全復旧させるためには、該当のアプリ以外の他のアプリを『Time Machine』からリストアしなければなりません。もちろん、これも初めての体験です。
最初は、一つ、二つとアプリをリストアして動作確認と慎重に作業を勧めました。途中からは大胆にまとめて複数のアプリを選択し、全体で約1時間程度で完全復旧する事ができました。
【macOS 今後の教訓】
※本当に必要なアプリしかインストールしない!
※アンインストールツールが無い場合は、 『AppCleaner』 で試してみるが、最悪システムにゴミが残る事を覚悟しなければならない!!
※『Time Machine』は非常に使いやすいリストアツール!最後は覚悟を決めてリストアする。